モンクス・ミュージック+2



モンクス・ミュージック+2
モンクス・ミュージック+2

商品カテゴリー:インディーズ,ジャズ,フュージョン,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:アバイド・ウィズ・ミー, ウェル、ユー・ニードント, ルビー、マイ・ディア, オフ・マイナー(テイク5), エピストロフィー, クレプスキュール・ウィズ・ネリー(テイク6), オフ・マイナー(テイク4) (ボーナス・トラック), クレプスキュール・ウィズ・ネリー(テイク4、5)(STEREO) (ボーナス・トラック),
セールスランク:44954 位
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多管編成されたモンクの音楽を初めてリアルに表現したアルバム

1957年6月26日、ニューヨークで録音。『thelonious monk septet』としてのレコーディングで、多管編成されたモンクの音楽を初めてリアルに表現したアルバムだとぼくは思う。

アルバム・ジャケットが良くこのアルバムを表している。もの凄く長い鉛筆と楽譜を持ったモンクが赤い台車(乳母車?)に乗っている。そういうフツーじゃないジャズ。予想不可能なリズムと曲進行が詰まっている。ここにはコールマン・ホーキンス(ts)、アート・ブレイキー(ds)、ジジ・クラウス(as)の名前しかクレジットされていないが、ジョン・コルトレーンも参加している。

ある意味フツーの調性が存在しないモンクの旋律と和音とリズムの中でコルトレーンは自らの『シーツ・オブ・サウンド』のヒントを掴んだと言われている。これから始まるよ、と言われているような『Abide With Me』。根本的に明るいモンクのフレーズが溢れている『Well, You Needn't』。是非ともソロ・ピアノのモノと比べて欲しい『Ruby, My Dear』。作曲家としての希有な才能に驚くばかりの歴史的名盤である。
モンクの世界がおもちゃ箱をひっくり返したように現れる傑作

モンクといえばソロ・ピアノにその世界が凝縮されている。一方、ブリリアント・コナーズのように特異の作曲編曲の才能で見事な構成によって自身の世界を表出した作品も数多い。本アルバムは後者の最右翼であり、そうしたモンクの音楽の宇宙を壮大なスケールで展開した畢生の代表作である。パーソネルも多彩で、コールマン・ホーキンス 、ジョン・コルトレーン、ジジ・グライス 、ウィルバー・ウェアなどそうそうたる名が連れねられている。モダン・ジャズ・シーンでこれだけさまざまな素材を使って壮大な世界を表現できる音楽家といえは、ギル・エヴァンス、チャールス・ミンガス、オリバー・ネルソンくらいなものではないだろうか。モンクのスケールの大きさとユニークな個性が光る傑作である。
再発で音質がすばらしくよくなった

このセロニアス・モンク、どのジャズの本にも取り上げられている名盤である。内容については、他のレビューを見ていただくことにして、この再発盤だけの特徴を言いたい。それは音質である。帯にも書いてあるが、DSDによるマスタリングがされている。とにかく今までにない音質に仕上がっている。その差は、以前の盤を眠たい音と表現してもよいくらい、リアル感のあるものに変わっているのである。
すでにこの盤をお持ちの方にも、ぜひ試聴していただきたい。システムがよければよいほど、その差は歴然となるだろう。とにかく、出だしから圧倒されること間違いなしである。



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