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本能寺〈下〉 (角川文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 202082 位
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終盤までとても面白いが
何故に光秀が信長を殺す事になったのか。
この点に関する、言わば全く新しい視点、新しい解釈で興味深い。
まるで、壮大な推理小説を読み解くようで、この従来にない「信長の最も信頼を寄せる光秀」像から
どのようにして、その「信頼される光秀が信長を殺す事になっ」てしまったのか。
この謎は、作者の極めて巧妙な筋立て、論理だてで「信長の最も信頼を寄せる光秀」像が構築された
だけに大変興味深く読み進んだ。
この上巻から、下巻の途中までの作者の筋立てはとっても説得力があったため、かなりの信長贔屓を
差し引いても、なかなか反論するのが難しいくらいだった。
作者の文章は、信長の立ち居振る舞いにとてもよく似合う、凛としてテンポが良い。とってもおもし
ろく下巻途中まで一気に読んでしまうだろう。
しかし、私にとって残念だったのは。まさに「本能寺」と名付けられたこの上下巻合計750頁の作品
で、肝心の本能寺の変にふれたのは、なんと最終章の最後の方の20頁でしかない。
しかも、これだけ周到に組み立てた論理でありながら、「信長の最も信頼を寄せる光秀」が、当の信
長を弑逆する事となった部分は、あまりに性急。突然論理が吹っ飛んでしまった部分がいくつもある。
うーん、これはこれは。
なんともはや。せっかくの好著が、最後の所で画竜点睛を欠くような。そんな印象にならなくもない。
結局の所、歴史上類を見ない天才信長に対する光秀の反乱を、世の通説と異る視点のあることを示し
た意味は大きいが、事は中途で終わっているような、そんな歯切れの悪さを感じてしまった。
信長のフアンであり、作者池宮のフアンとしては、いささかばつの悪い、居心地の悪さを感じた読後で
ある。
一気に読めます。
作者独自の本能寺の変を巡る解釈や信長の天下統一後の構想など多少違和感を感じる部分もありますが国の構造改革を現代の小泉政権と重ね合わせるなど面白い表現方法がなされており、他の歴史小説家の作品とは一線を隔する作品です。文章も描写を豊富にしようとしてかえって読みづらい作品が多い中読みやすく構成されています。この作品が気に入った人には塩野七生先生のローマ人の物語のハンニバル戦記と勝者の混迷をお勧めします。
おもしろかったです
さすがに信長が美化されすぎなのでは・・・?という気がしないでもなかったけれど、研究書ではないのですしそれはそれでありかな、と思います。ので★5つ。今まで戦国知識はゼロに近く、「信長=魔王」という固定観念しかなかった自分にはとても面白い解釈でした。説明的な部分も多いですが、後半、本能寺の変の辺りは人物の内面描写などもきっちりあってすごく引き込まれました。天才ゆえに人に理解されない信長、そして才はあるのに最後のところで信長を信じてついていけなかった光秀・・・この2人の対照も見所だと思います。
斬新な解釈
本能寺の変について、斬新な解釈をしています。詳しくは、この本を読んでみてください。400年前の話だけれども、今の世の中に通ずる世界になっている。特に、変えようとする者に対する周りの拒絶反応。それに対する光秀と秀吉の絡み方。この解釈は面白かった。まさに、小説だからこそできる解釈である。
信長を殺したのは誰か。歴史の想像は楽しい。
信長には天下統一後の”未来構想”があった。 それは、現代の民主政治にかなり近いものだった。 そうなれば、大名は領地がなくなってしまう。 そうなったら、今の殿様・武士達はどうなっているのか。 これは、結局信長の死亡により終わってしまう。でも、この想像を進めることは楽しい。 400年前に日本に民主国家が誕生していたら、その後の 世界史は大きく変わる。日本は、イギリスに変わり世界帝国 を作っていたかもしれない。(すいません。話しを戻します) そんな、想像をかきたてられながら呼んだ。 信長の”未来戦略”を聞かされた各武将(秀吉・勝家・光秀等) の反応も面白い。 さて、信長を殺したのは誰なのでしょう。
角川書店
本能寺〈上〉 (角川文庫) 四十七人の刺客〈下〉 (角川文庫) 四十七人の刺客〈上〉 (角川文庫) 高杉晋作〈下〉 (講談社文庫) 高杉晋作〈上〉 (講談社文庫)
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